Windows用Apacheをダウンロード
今回はWindows用なのでバイナリーをダウンロードします
Windows用Apacheのダウンロードページ

Windows11は64bitなので「httpd2-4.62.240904-win64-VS17.xip」をダウンロードします
Apacheをインストール
ダウンロードしたZIPファイルをクリックすると「Apache24」というフォルダが表示されます
※もし、表示されない場合はZIPファイルを右クリックし「すべてを展開」で任意の場所に展開します
上記の「Apache24」というフォルダを任意の場所にコピーします
C:/Apache24 や C:/web/Apache24 など
自分の場合は以下にしました
今後も「C:/srv」下に全て「PHP」や「mariaDB」などを配置します
C:/srv/Apache24
httpd.confを編集
C:/srv/Apache24/conf/httpd.conf
https.conf までの場所は上記でコピーした場所によって変わります
httpd.confの34行目付近にあるSRVROOTを変更
Apache24をコピーした場所までのパス
Define SRVROOT "c:/Apache24"
↓
Define SRVROOT "c:/srv/Apache24"
※尚、Cドライブ直下にコピーした場合は上記部分は変更不要
Apacheを起動
C:/srv/Apache24/bin/httpd.exe
上記ファイルをクリック

このような窓が表示されれば成功です。httpd.confを編集して記述ミスなどがあるとこの窓は一瞬で閉じます。
停止するにはこの窓を閉じるだけです(右上の×をクリック)
動作確認
ブラウザで http://localhost にアクセス
「It worts!」の文字が表示されれば成功です
Webファイルの場所を変更する
デフォルトでは「Apache24/htdocs」の中にあるファイルが表示されます。
この表示されるファイルを別の場所に変更できます
「httpd.conf」の251行目付近にある「DocumentRoot」の部分を変更します
DocumentRoot "${SRVROOT}/htdocs"
<Directory "${SRVROOT}/htdocs">
↓
DocumentRoot "c:/htdocs"
<Directory "c:/htdocs">
DocumentRoot "c:/html"
<Directory "c:/html">
DocumentRoot "c:/srv/html"
<Directory "c:/srv/html">
※DocumentRootとDirectory は必ず同じにする
※ダブルクォーテーションや閉じタグに注意
Windowsサービスに登録
※PCを立ち上げたときに自動でApacheが起動します
コマンドプロンプトを管理者権限で起動する
(Windwosのスタートボタンを左クリック。上部の検索窓で「cmd」を入力すると出てきます)
cd~~ でhttpd.exe があるフォルダまで移動
httpd.exe -k install を実行する
cd c:\srv\Apache24\bin
httpd.exe -k install
PCを再起動後有効になります
Apacheの停止や再起動
PC起動時に自動でApacheを起動させた場合、窓が開きません。その為、「ApacheMonitoe.exe」を使います
httpd.exeと同じフォルダにある「Apachemoitor.exe」をクリック
右下の隠しインジケーターにあるアイコンを右クリックして「Open Apache Monitor」を選択すると「Apache Monitor」が起動します



画像左はApacheを起動する前、右は起動した後
このパネルで起動、停止、再起動が行えます
Windowsサービスで起動操作
Windowsサービスで自動起動したけど、やっぱり手動にしたいなどの時はwindowsサービスの設定を変更します
Windowsのスタートボタンを右クリック→「コンピューターの管理」→「サービスとアプリケーション(ダブルクリック)」→「サービス(ダブルクリック)」→Apache24を「ダブルクリック」
「スタートアップの種類」で「手動」を選択
これで、PC起動時の自動起動が停止されます。いつでも変更可
PCを再起動で適用されます
Apacheの起動方法による違い
httpd.exeは直接Apacheを起動するのに対し、ApacheMonitor.exeは自動起動した時などに使います。手動で操作する時も使えますが手間を考えると手動で操作する時は不向き
手動で起動するなら直接「httpd.exe」を使ったほうが早い
最後に
今回は初めての記事なので、Apacheのインストール方法のみの紹介となります。
今後は「PHP」「mariaDB」「SSL」などの連携方法も紹介していきたいと思います
コメント