Windows用Apacheをダウンロード
https://www.apachelounge.com/download/ にてWindows用のバイナリをダウンロード

Windows11は64bitなので「httpd-2.4.65-250724-win64-VS17.zip」をダウンロードします(2025年9月 現在)
Apacheをインストール
ダウンロードしたファイルをクリックすると「Apache24」というフォルダが表示されます
Windows11(10)の場合のみ、表示されるだけで展開(解凍)はされていません
展開はされていなくても他のフォルダーにコピーすることはできます

※もし、表示されない場合はダウンロードしたZIPファイルを右クリックし「すべて展開」で任意の場所に展開(解凍)ができます

上記の「Apache24」というフォルダを任意の場所にコピーします
c:/Apache24 や c:/Web/Apache24 など
当サイトでは「c:/srv」以下に「PHP」や「MariaDB」なども全て配置した場合を条件としてすすめていきます
c:/srv/Apache24
//srv以下に配置した場合
設定ファイル「httpd.conf」を編集
テキストエディタなどで「httpd.conf」を開きます
c:/srv/Apache24/conf/httpd.conf
httpd.confまでの場所はコピーした場所によって変わります
Apacheまでのパス
httpd.confの37行目付近にある「Define SRVROOT」の部分を変更
「Apache24」をコピーした場所までのパス
Define SRVROOT "c:/Apache24"
↓
Define SRVROOT "c:/srv/Apache24"
※尚、Cドライブ直下にコピーした場合は上記部分は変更不要
Webファイルまでのパスを変更する
ホームページで表示させるファイルはデフォルトでは「Apache24/htdocs」の中にあるファイルになります
今後「Webフォルダ」として説明していきます
このWebフォルダを任意の場所に変更できます
Cドライブ直下などに置くなどしてWebファイルを編集し易くするようにできます
「httpd.conf」の251行目付近にある「Document Root」と「Directory」の部分を編集します
Document Root "${SRVROOT}/htdocs"
<Directory "${SRVROOT}/htdocs">
↓
Document Root "c:/srv/html"
<Directory "c:/srv/html">
//このサイトで紹介しているパス
他の例として以下のようにもできます
//例1)
Document Root "c:/htdocs"
<Directory "c:/htdocs">
//例2
Document Root "c:/public_html"
<Directory "c:/public_/html">
上記の「htdocs」や「html」は任意のフォルダ名
レンタルサーバーで使われる「public_html」とかでもいいです
※「Document Root」と「Directory」は必ず同じにする
※ダブルクォーテーションや閉じタグに注意する
Apacheを起動する
直接起動する
一番オーソドックスな起動方法
サーバーを導入したばかりなど、起動、停止を繰り返すことが多い場合や、たまにしか起動しない時などにおすすめ
c:/srv/Apache24/bin/httpd.exe
上記ファイルをクリック

このような窓が表示されれば成功です
httpd.confを編集して記述ミスなどがあると、この窓は一瞬で閉じます
停止するにはこの窓を閉じるだけ(右上の×をクリック)
ApacheMonitorを使う
こちらもApacheの再起動などが多い時におすすめ
上記のApacheパネル(httpd.exe)を表示させたくたい時に使えます
後に紹介するWindowsサービスの関連もここから操作できます
c:/srv/Apache/bin/ApacheMonitoe.exe
上記ファイルをクリック
モニタの右下の隠しインジケーターに「ApacheMonitor」のアイコンが表示されます

アイコンを左クリックして「Apache24」の文字にカーソルを合わせると右側に「Start」「Stop」「Restart」が表示されるのでここで簡単に操作できます
もう一つの方法として
上記アイコンを右クリックして「Open Apache Monitor」を選択すると「Apache Monitor」が起動します


このモニターでは「起動」「停止」「再起動」も行えます。起動状態も確認できます
設定ミスして起動できない時などエラーログも表示されます
ApacheMonitorの右アイコンをクリックして表示される「Open Services」はWindowsサービスが表示されます
Windowsサービスに登録
コマンドプロンプトを管理者権限で起動する
(Windowsのスタートボタンを左クリック。上部の検索窓で「cmd」を入力するとでてきます)


コマンドプロンプトにて
「Apache24/bin/httpd.exe」があるフォルダまで移動
cd c:\srv\Apache24\bin
//Cドライブ直下の場合
cd c:\Apache24\bin
「httpd -k install」を実行
httpd -k install
※「/」スラッシュではなく「¥」エンマークに注意(半角)
Windowsサービスから削除
何らかの理由でWindowsサービスから削除したい場合
コマンドプロンプトにて上記と同じく「httpd.exe」まで移動(管理者権限)
「httpd -k uninstall」を実行
Windowsサービスの確認
Windowsスタートボタンを右クリックし、「コンピューターの管理」を開く
「サービスろアプリケーション」をダブルクリック→「サービス」をダブルクリック
名前欄にある「Apache24」を探す(五十音順なので比較的すぐに見つかるはず)
右側の「状態」に「実行中」と「スタートアップの種類」が「自動に」なっていることを確認


Windowsサービスで操作
自動(遅延開始 | PCが立ち上がった後、他のアプリケーションの後に起動(PCの起動が遅い時など敢えて遅らせる) |
自動 | PCが立ち上がった時に同時に起動 |
手動 | 手動でApacheを起動する(httpd.exeなど) |
無効 | Windowsサービスで操作不可にする |
ブラウザで動作確認
「Apache24/htdocs」にある「index.html」をWebフォルダにコピー
若しくは
<html><body><h1>It works!</h1></body></html>
をテキストエディタなどにコピーし、Webフォルダに「index.html」で保存
ブラズザで「http://localhost」にアクセス
「It works!」の文字が表示されれば成功です
無事表示が確認されたら「index.htnl」を削除しても構いません
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