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Windows11にApacheを導入する 2025年版

Webサーバー

このページでは「Apache」と「Nginx」を同じPCに導入した場合のパスを指定しています
パスに関しては一例です。各自の環境に合わせて適宜変更してください

ApacheNginx
サーバーc:/srv/Apache24c:/srv/nginx
Webファイルc:/srv/html
PHPc:/srv/Apache24/php8.4(8.3)c:/srv/nginx/php8.4(8.3)
MariaDBc:/srv/MariaDB
SSLc:/srv/SSL

Windows用Apacheをダウンロード

https://www.apachelounge.com/download/ にてWindows用のバイナリをダウンロード

Windows11は64bitなので「httpd-2.4.65-250724-win64-VS17.zip」をダウンロードします(2025年9月 現在)

Apacheをインストール

ダウンロードしたファイルをクリックすると「Apache24」というフォルダが表示されます
Windows11(10)の場合のみ、表示されるだけで展開(解凍)はされていません
展開はされていなくても他のフォルダーにコピーすることはできます

ダウンロードしたZIPファイルをクリックした状態

※もし、表示されない場合はダウンロードしたZIPファイルを右クリックし「すべて展開」で任意の場所に展開(解凍)ができます

ダウンロードZIPを展開した場合

上記の「Apache24」というフォルダを任意の場所にコピーします

c:/Apache24 や c:/Web/Apache24 など

当サイトでは「c:/srv」以下に「PHP」や「MariaDB」なども全て配置した場合を条件としてすすめていきます

c:/srv/Apache24
//srv以下に配置した場合

設定ファイル「httpd.conf」を編集

初期設定であるApacheフォルダまでのパスやWebファイルまでのパスを変更
必ずしも必要ではありませんが必要に応じて変更してください

テキストエディタなどで「httpd.conf」を開きます

c:/srv/Apache24/conf/httpd.conf

httpd.confまでの場所はコピーした場所によって変わります

Apacheまでのパス

httpd.confの37行目付近にある「Define SRVROOT」の部分を変更
「Apache24」をコピーした場所までのパス

Define SRVROOT "c:/Apache24"
↓
Define SRVROOT "c:/srv/Apache24"

※尚、Cドライブ直下にコピーした場合は上記部分は変更不要

Webファイルまでのパスを変更する

初めてWebサーバーを設置する方はこの項目を飛ばしてください
意味も分からず変更するとエラーになります

ホームページで表示させるファイルはデフォルトでは「Apache24/htdocs」の中にあるファイルになります
今後「Webフォルダ」として説明していきます

このWebフォルダを任意の場所に変更できます
Cドライブ直下などに置くなどしてWebファイルを編集し易くするようにできます

「httpd.conf」の251行目付近にある「Document Root」と「Directory」の部分を編集します

Document Root "${SRVROOT}/htdocs"
<Directory "${SRVROOT}/htdocs">
↓
Document Root "c:/srv/html"
<Directory "c:/srv/html">
//このサイトで紹介しているパス

他の例として以下のようにもできます

//例1)
Document Root "c:/htdocs"
<Directory "c:/htdocs">

//例2
Document Root "c:/public_html"
<Directory "c:/public_/html">

上記の「htdocs」や「html」は任意のフォルダ名
レンタルサーバーで使われる「public_html」とかでもいいです

※「Document Root」と「Directory」は必ず同じにする
※ダブルクォーテーションや閉じタグに注意する

Apacheを起動する

Apacheを起動するには3つの方法があります
それぞれの起動方法と特徴も交えて紹介します

直接起動する

一番オーソドックスな起動方法
サーバーを導入したばかりなど、起動、停止を繰り返すことが多い場合や、たまにしか起動しない時などにおすすめ

c:/srv/Apache24/bin/httpd.exe

上記ファイルをクリック

このような窓が表示されれば成功です
httpd.confを編集して記述ミスなどがあると、この窓は一瞬で閉じます

停止するにはこの窓を閉じるだけ(右上の×をクリック)

ApacheMonitorを使う

こちらもApacheの再起動などが多い時におすすめ
上記のApacheパネル(httpd.exe)を表示させたくたい時に使えます
後に紹介するWindowsサービスの関連もここから操作できます

c:/srv/Apache/bin/ApacheMonitoe.exe

上記ファイルをクリック
モニタの右下の隠しインジケーターに「ApacheMonitor」のアイコンが表示されます

アイコンを左クリックして「Apache24」の文字にカーソルを合わせると右側に「Start」「Stop」「Restart」が表示されるのでここで簡単に操作できます

もう一つの方法として
上記アイコンを右クリックして「Open Apache Monitor」を選択すると「Apache Monitor」が起動します

このモニターでは「起動」「停止」「再起動」も行えます。起動状態も確認できます

設定ミスして起動できない時などエラーログも表示されます

直接起動する にてApacheが起動している場合「ApacheMonitor」を起動してもモニターは「Stop」状態になっています
この状態で「Start」をクリックすると起動エラーが起きます。Apacheが既に起動している場合は一旦閉じてから、こちらのモニターで操作してください

ApacheMonitorの右アイコンをクリックして表示される「Open Services」はWindowsサービスが表示されます

Windowsサービスに登録

PCを立ち上げたときに自動的にApacheも起動する方法
毎回起動させるのが面倒な時に便利です

コマンドプロンプトを管理者権限で起動する
(Windowsのスタートボタンを左クリック。上部の検索窓で「cmd」を入力するとでてきます)

コマンドプロンプトにて

「Apache24/bin/httpd.exe」があるフォルダまで移動

cd c:\srv\Apache24\bin

//Cドライブ直下の場合
cd c:\Apache24\bin

「httpd -k install」を実行

httpd -k install

※「/」スラッシュではなく「¥」エンマークに注意(半角)

Windowsサービスから削除

何らかの理由でWindowsサービスから削除したい場合

コマンドプロンプトにて上記と同じく「httpd.exe」まで移動(管理者権限)

「httpd -k uninstall」を実行

Windowsサービスの確認

実際にWindowsサービスに登録されているか確認します
このWindowsサービスから手動起動などの設定切り替えもできます

Windowsスタートボタンを右クリックし、「コンピューターの管理」を開く
「サービスろアプリケーション」をダブルクリック→「サービス」をダブルクリック

名前欄にある「Apache24」を探す(五十音順なので比較的すぐに見つかるはず)
右側の「状態」に「実行中」と「スタートアップの種類」が「自動に」なっていることを確認

Windowsサービスで操作

Apacheの起動、停止、自動起動、手動 などができます

自動(遅延開始PCが立ち上がった後、他のアプリケーションの後に起動(PCの起動が遅い時など敢えて遅らせる)
自動PCが立ち上がった時に同時に起動
手動手動でApacheを起動する(httpd.exeなど)
無効Windowsサービスで操作不可にする

ブラウザで動作確認

「Apache24/htdocs」にある「index.html」をWebフォルダにコピー

若しくは

<html><body><h1>It works!</h1></body></html>

をテキストエディタなどにコピーし、Webフォルダに「index.html」で保存

ブラズザで「http://localhost」にアクセス
「It works!」の文字が表示されれば成功です

無事表示が確認されたら「index.htnl」を削除しても構いません

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